配当のメリット・インフレリスクに備える
学資保険を選ぶ基準として、配当が付くかどうかといった点もまた重要な要素です。
学資保険に配当は必要でしょうか。また、配当付きの商品にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
配当とは
配当とは、簡単に言うと保険会社が資金運用で出た利益を契約者に還元する仕組みです。
元々、保険会社は資金の運用でどれだけの収益を見込めるか「予定利率」などを基準に保険料や返戻率を決定しています。
低金利時代の今、保険会社の予定利率も当然低く見積もられているので、仮に将来金利が上昇し続けると、支払い期間の長い保険ほど不利になる可能性があります。
有配当の学資保険や終身保険であれば、将来金利が上昇して余剰金が発生した際にはその分の配当金を受取る(もしくは積み立てに上乗せする)ことができます。
配当付きの商品をおすすめする理由
このように見ると、配当は一見ボーナスのような仕組みですが、
実はインフレリスクに対する保障という重要な一面を持っています。
景気がよくなった結果、物価が上昇し、相対的にお金の価値が下がってしまうリスクです。
極端な例ですが、インフレで物価が上昇して元々1万円の商品が2万円出さないと買えなくなったとします。
同じものを買うのに2倍のお金がいるということは、お金の価値が半分に下がったとも言い換えられます。
契約したときの貨幣価値で、十分な教育資金を積み立てていても、インフレになると、想定を上回る教育資金が必要となり、積み立てた学資金だけでは足りないといった事態が起こりえるのです。
有配当の保険であれば、インフレで金利が上昇した場合、配当金を上積みすることができるため、リスクに少なからず対応することができます。
有配当の保険は、無配当のものよりも返戻率は下がってしまいます。
しかし、学資保険や低解約返戻金型の保険のように積み立て期間が長い保険は、その長さに比例して潜在的にインフレリスクの度合いが高いことになります。
利益としての配当への期待値がどれほどあるかは意見の分かれるところですが、インフレリスクへの保障という意味で配当付きの保険を選ぶメリットは大きいと考えられます。
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